折紙彗星

色々と書く

アラサー軍団で撃沈(広11-5中)

夢も希望もない試合である。大体中日のスタメンはセ・リーグで一番平均年齢が高い。今日のスタメンでいえば一番若いのが小笠原で2番目が周平。3番目の三ツ俣が29歳と未来を感じられない。もちろんだからと言って若手を使えと言っているわけではない。なぜなら今の中日の若手はそんな今のレギュラー陣にすら劣るのだから使われなくて当然だ。相手の広島は林、小園、坂倉を中心に若手が躍動している。しかし、ゆめゆめ忘れてはいけないのは彼らは2軍で結果を残したために、1軍に昇格し、レギュラーであった堂林や田中といったメンバーとの競争に勝ったために今使われているという事。若手だからと言って贔屓されたわけでは決してない。

小笠原はモチベーション

試合開始時点で防御率セ・リーグ3位という優秀な成績であった小笠原。今年は規定到達も、二桁勝利ももしくはタイトルですら夢ではないと考えていた。この5年間結果を出せず背水の陣の覚悟で挑んだと語る今シーズン。プロ6年目の開花だ。次世代のエース誕生だと本当に楽しみだったのに今日の結果で一気に雲行きが怪しくなってきた。もちろん中日の日本一をあきらめたわけではないが、個人タイトルが楽しみな選手がいる事や、若手の活躍はたとえペナントがよろしくない順位でもプロ野球を見る大きなモチベーションになるのだ。そういった意味で小笠原や柳の活躍が今シーズンの中日の見どころなのである。小笠原、次は頑張ってほしい。

郡司がいた

夢も希望もないと書いたが希望はあった。ああ、そうだ郡司だ。小笠原と甲子園の決勝で争い、準優勝となったが後に中日で再会した郡司がここ2試合結果を残している。そもそも郡司は6大学の3冠王で指標の良さもあり、活躍しないほうがおかしい選手。話によると大学時代はあの広島のエース、森下をカモにしていたそうだ。森下ほどのピッチャーからヒットを打てる選手が燻るはずがないのだ。郡司は必ずや、もしかしたら捕手ではないかもしれないが、中日の未来の主力となる選手だ。