折紙彗星

色々と書く

ドラゴンズ2022年に期待の選手ランキング

この記事はキャンプ前に書きました

野手と投手に分けて5人ずつ選出する。ただ、主力から選んでもつまらないのですでに規定打席・投球回に到達したことのある選手や、中継ぎで100登板以上している選手は除外させてもらった。つまり野手では京田、投手では藤嶋といった選手はまだまだ伸びしろがあると思われるが除外である。

野手部門

5位 高松渡

高松が狙ってほしいのはセカンドのレギュラーである。まずもっての目標は2020年度のSB周東選手のような成績を残すこと。今年は外野をいったん封印しセカンドに専念するという。正しい選択であると思う。彼の外野守備はあまりにも危なっかしかったがセカンド守備は意外にも軽快だったように見えた。

打撃は選球眼があるタイプではないため内野安打でも何でもとにかく出塁すること。長打力、選球眼がないため3割は打ってほしい。盗塁については成功率を維持した上で盗塁王を取れるくらいの足を持っていると思う。守備についてもセカンドというポジションを考えると軽視できない。やはり去年走攻守すべてで才能の片鱗を見せたので期待せずにはいられない。

 

4位 岡林勇

立浪政権の下でセカンドの練習を始めた岡林を4位とした。岡林は昨年両翼で出場していた。もちろん今の中日の両翼の惨状を考えると、長打力がなくても率が残せて脚が使えるならば両翼でも大きな戦力にはなる。しかし将来のことを考えると岡林のようなリードオフマンタイプの選手はセンターラインに配置し、長打力のある選手に両翼を任せたい。打撃については心配していないし、走力についても増量の効果があって二軍での盗塁企画数が増えたようである。だから彼はセカンドかセンターで平均以上に守れるようになってほしい。足と肩は素晴らしいものを持っているため期待できると思う。

 

3位 アリエル・マルティネス

外野の練習を始めたアリエルマルティネスが3位。彼はやはり中日に足りない長打力を期待できる。キャッチャーだと木下の存在もあってなかなか出場機会が得られなかったがレフトならばこれまで以上の出場機会を得られるだろう。ただ彼は去年、一昨年ほどの成績を残せなかった。その原因は三振率の高さにあると考えられる。あのフルスイングを考慮すると多少三振が多いのは仕方のないことかもしれないが、打撃の確実性を高めて、クリーンナップを任せられる存在になってほしい。

 

2位 郡司裕也

アリエルと同じく外野の練習を始めた郡司が2位。彼の武器は選球眼。出塁率の高い中距離ヒッターとして日ハム近藤のような成績を期待したい。できれば2番か3番を打ってほしい選手だ。去年は15打数と少ない出場機会ながらも6安打2四球で非常に良い成績を残した。少ないチャンスで結果を出せるような選手こそレギュラーを掴めると考えたためこの順位にさせてもらった。懸念点は外野の守備でアリエルよりも外野守備に関しては不安が残るとの大西コーチのことば。たしか野球人生でずっと捕手をやってきたはずなので仕方ないのかもしれないがやはり最低限の守備力がなければなかなか試合には出られないだろう。

 

1位 石川昴弥

まあ説明不要でしょう。セカンドで勝負するようだが、まずは開幕までにアピールすること。もちろん欲を言えば3割30本打ってほしいのだが、まずは2割5分15本打てれば文句ないだろう。

 

他にも期待している選手は多い。ブライト鵜飼福元の新人外野3人衆は長打力という意味で期待大だがさすがに1年目に成績を求めるのは酷だろうという事で除外。土田も期待しているが、とりあえず今年は2軍で鍛錬、来年勝負かな。地味に期待しているのが溝脇だが毎年毎年いいところでけがをするのでランク外。

 

投手部門

5位 清水達也

昨年のオープン戦では好調で、柳や勝野、福谷らが炎上する中、開幕ローテ入りはほぼ確定かというところまで来ていた。が、オープン戦終盤で四球を連発する大乱調、ローテ入りを逃した。それからも先発陣が安定していたこともあってなかなか先発のチャンスをもらえず、ようやくシーズン終盤に昇格したが4回1失点4四球という内容でアピールには失敗した。

スプリット、カーブの切れ味はよく、ストレートも角度があって早いため、調子のよいときはエース級のピッチングができるものの、調子が悪いときはストライクに入れる事すらままならない。もう少し安定してくれば一気にエースにまでなると思うが果たして。

4位 ジャリエルロドリゲス

本名はジャリエル・ウンベルト・ロドリゲス・ジョルディ。長い。球は速くて力強く、変化球もよく曲がる。メジャー級のポテンシャルと言われながら結果はいまいちぱっとしないロドリゲス。防御率3.65と何とも言い難い数字。奪三振率は9弱と素晴らしいのだがWHIP1.52はあまりにも高すぎる。その理由は5.55と高すぎる与四球率。さらにそれに加え死球も60回投げて5個も出しており、さらに球数がかさむせいか、スタミナの問題か、長い回を投げることができないせいで数字以上に印象は良くない。ライデルが残留したのを見るにこれからジャリエルがメジャーでも通用するような選手になったとしても中日に残ってくれる可能性は高い。いろいろと粗削りな選手だと思うのでもう少し丁寧に投げられたら大きな戦力になると思うのだが。

 

3位 石森大誠

ルーキーから唯一ランクインしたのが石森。左腕から155キロを繰り出すという時点でロマンにあふれ、期待大なのだが、加えて鋭く落ちるスプリットも持っている。独立リーグとはいえ15.61の奪三振率は圧巻。懸念点は四死球率が3.72とやや高めであること。しかしながら一年目から勝ちパターン入りも期待できるほどのスペックであることは間違いないので新人王を取ってほしい。

 

2位 橋本侑樹

橋本にはセットアッパーを目指してもらいたい。又吉なき今、7回8回の椅子は空いている。また、左の中継ぎである程度の成績を残せそうなのは福しかいないので、彼が活躍できるか否かは非常に重要だ。彼を”推せる”理由は死神の鎌ともいわれる鋭く曲がるスライダーがあるからだ。

去年の交流戦では日ハムやSBのクリーンナップに投じ、その名をパ・リーグに響き渡らせた。実際にテレビ番組S-PARKの「プロ野球100人分の1位」規格では日ハムの顔ともいえる投手、宮西上沢の両名から票を集めた。去年の交流戦で見たあの衝撃的なスライダーを忘れることはできない。そのすさまじさは数字にも表れており、去年は投球回を上回る三振を奪っている。

死神岩瀬の背番号を継ぐ者として岩瀬のようなリリーフピッチャーに、「死神代行」になってほしい。

 

1位 勝野昌慶

期待していたのにケガではどうしようもない。治ってからが勝負。勝野はリリーフ天候の話も出ていたと思うが個人的には立ち上がりの悪い勝野にリリーフ転向は無しだと思う。まだ若くてそこそこ結果も出しているのに、リリーフはもったいない。