折紙彗星

色々と書く

効率が悪い(ヤ6-4中)

ヤクルトの先発は奥川。甲子園を沸かせた将来のエース候補。さすがに彼にいいようにやられていては笑いものなので奥川を打ち崩して、松葉が耐えきれば勝利はつかめると思っていたのだが...

負け方の効率が悪い

セリーグ最弱、圧倒的貧打の中日打線とはいえ、高卒2年目の若燕に手玉に取られることはなかった。福田が2本のタイムリーを放ち5回表までに4点をゲット。この時点で3点のリードだ。このときまでは勝てると思ったのだが...

5回裏の松葉が打ち込まれ山田哲人に2点タイムリー、さらに交代した鈴木博志も村上にタイムリーを打たれ一気に同点に追いつかれる。そして6回にも谷元が1点を失い勝ち越される。中日はヤクルトの勝ち継投から点を奪うことができず、カードの初戦を落としてしまった。

あの貧打の中日打線がせっかく4点も取ったというのにこんな時に限って自慢の投手陣が炎上してしまう。まさに弱いチームの負け方だ。ま、4点「も」というのもおかしな話ではあるのだが。

 

収穫はあった

だが、いい意味でも悪い意味でも収穫のあった試合だ。監督からの選手たちの評価も垣間見えたのでそれもよかった。

まず福田5打数4安打3打点とすばらしい成績を残した。大島を除いた今の外野陣の中ではとびぬけた成績となった。両翼のスタメン争いにリードだ。

次に井領。正直彼を使うのが遅すぎた気がする。もっと早いうちからスタメンで試しておけばよかったのに。こちらもマルチ安打と結果を残した。

ここから先の試合では基本的にこの二人を両翼で使っていくのがベストな選択となるのではないかと思う。

勝ちパを担っていた福は負けていた展開にもかかわらず8回に登場。結果が振るわず、勝ちパから降格する形となったようだ。

阿部は今日、ヒットが出ず。まだまだ未熟の奥川から打てないようではかなり厳しい。72打数13安打とそろそろ我慢できない成績まで来ている。これから先は三ツ俣をはじめ他の選手も試していってほしいと思う。

松葉も4.2回4失点と2試合連続で結果が出ず...おそらく梅津あたりとローテ交代となるのではないか。

二軍にはガーバーが初出場。いきなりヒットを打った。彼はライトも守れて守備には定評がある。ガーバー井領福田の3人が両翼のスタメン候補となっていくだろう。

 

五位とはいえまだまだ混沌の序盤。ここから投手、野手共に徐々に決まった形ができてくるだろう。それが中日が上向くきっかけとなることを願っている。