折紙彗星

色々と書く

冒険の先(巨2-3中)(巨6-9中)

東京ドームでの対巨人二連戦。前評判を覆しての二連勝。ようやっとる。

 

冒険の起用

さて、第一戦、相手の先発は菅野。対する中日は右のエース柳。我慢の采配でおなじみの与田監督だがここでスタメンを大きく動かしてきた。

まずセカンドに絶不調の阿部を外し高松を1番。体調の大事を取ってかセンター大島にかわりまさかのセンター滝野。そしてレフトに根尾と若手中心のラインナップ。阿部に関しては不調もあるので外されて当然ではあるが、去年3回対戦して2完封され25イニング無失点に抑えられた菅野相手だ。いつも通り戦っていては勝ち目がないとのことで足の速い選手を中心の起用となったのだろう。それにしてもセンター滝野とは・・・ファイアーフォーメーションにもほどがあるなあ。

結果的にこの起用は大正解。柳の好投で巨人打線を抑え、高松が勝ち越しタイムリー含む二安打。根尾もタイムリーを打った上に相手のまずい守備を呼び寄せる。あまりオカルト的な話はしたくないのだがやはり根尾は何か持ってる。

それにしても本当にすごい勝ちだった。この試合の中日スタメンの合計年俸は推定58476万円(そのうち半分以上がビシエド)。対する巨人は258700万円。4,5倍の年俸差がありながらの勝利。コスパよすぎ。

相手先発の菅野と言えば長らくセリーグ最強右腕として活躍してきた選手だ。しかし今日の試合を見て感じたのだ。もう菅野の時代は終わりにさせると。柳の鬼気迫る投球は、30歳を超えた菅野が最強右腕の座を手放すときが近づいているという確かな未来を予感させるものだった。アウェーの地で天敵菅野に勝利。これがどれほど大きな一勝か。ドラゴンズファンならだれもが認めるところだろう。

 

冒険の先で見つけた打線

対巨人第二戦では第一線で結果を残した高松が2番セカンドでのスタメン。大島が戻ってきて1番センター。そしてレフトには6番福田。京田は8番に置かれた。このスタメンが発表されたとき私はこれだ!と感じた。この打線こそ今の最適解なのではないかと思った。結果、9得点を取っての勝利で、やはり機能している感じがする。京田は器用なバッターではないので下位打線が向いていると思う。クリーンナップ全員が打点を挙げたのも良かった。しばらくはこの打線を続けてほしいと思う。

継投の沼

しかし6回小笠原を後退させるのは遅すぎたのではないかと感じた。7点差あったとはいえどうなるかわからないのが野球。結局2点を失い1アウトも取れず、なおもランナー1塁に背負っての降板はいただけない。もっと早めに継投してもらわないとみてるこちらとしてはヒヤヒヤだ。もちろん点差もあって先発を引っ張りたい気持ちもわかるが...岡本にタイムリーを打たれた時点で替えるべきだろう。

それから7回の谷元も二失点してしまった。8回又吉9回ライデルはいいのだが、どうも七回が安定しない。祖父江、福はずっと調子がよくないし、藤嶋、谷本、鈴木はどうにも不安定。ここまで無失点の橋本もいきなりリード展開で使えるかと言われると怪しい。ロサリオが来てくれれば解決するかなあ。12球団トップクラスのリリーフ陣ではあるが抜群の安定感を持っているのが又吉とライデルだけなのが厳しい。

 

次はバンテリンドームの横浜戦。最下位のチームにホームで負けるわけにはいかない。