折紙彗星

色々と書く

橋本vs吉田(中1-2オ)

オリックス山本由伸の前に福田のソロで1点奪うのが限界だったドラゴンズ。終盤周平が出塁してからの阿部バント、そして根尾福留勝負はどうなのだろうと思う。当たっていなかった根尾に代打井領を送り、速球についていけない福留ではなく木下が正解ではないだろうか。というか井領は結局使われなかったのか。可哀想。

周平がチャンスを生かせなくて残念だ。個人的には好きな選手なので、迷走しているのを見るのは心苦しい。

吉田がどれくらいすごいのかという話

橋本がまた強烈なインパクトを残した。大野雄大が降板した次の7回。2点ビハインドで登場したのは橋本。対戦するのはここのところ好調の福田周平に宗、そして球界最強バッター吉田正尚。橋本は福田をセカンドゴロに打ち取ると、宗を見逃し三振。吉田をキレキレのスライダーで三振に取った。

吉田を三振に取ることのすごさをお分かりだろうか?今年の打率は.348でリーグ首位だが、特筆すべきはその三振の少なさ。244打席立って32の四死球、73の安打、12の本塁打を放ち、三振はわずか11。本塁打より三振のほうが少なく、とにかく三振をしない。そのため三振をするだけでメディアに取り上げられるほどだ。イチローの日本最終年2000年には.389の驚異的な打率をたたき出したがそれでも吉田の2倍の459打席に立って吉田の3倍の36つの三振をしている。吉田はあのバットコントロールの神様といってもいいイチローよりも三振が少ない怪物である。つまりそんな吉田から三振を奪った橋本もまた怪物といえる。

普段見られない対戦が見れるのも交流戦の醍醐味。橋本の名はパ・リーグファンの脳に深く刻まれたことだろう。