折紙彗星

色々と書く

勝野も期待の若手(横1-6中)

三ツ俣を使わず阿部を使う与田監督の采配がうまくいったといえる。あのようなHRを打てるのが彼の魅力であり使いたくなる気持ちも分かる。散々なぜ阿部なのかと言ってごめんなさい。

 

勝野昌慶、23歳

さて、阿部ちゃんのホームランも素晴らしかったが勝野のピッチングも素晴らしかった。ストレートには力があり、いいところに決まっていて、球速も出ていた。四球も少なく、6回までなんとノーヒット。てっきり先週のピッチングでローテ脱落かと思っていたが、調子がよくなってきていることを首脳陣は見抜いていたのだろう。結果的に中日に親を殺された男ことオースティンにソロHRは浴びたものの、七回一失点のピッチングで見事チームを勝利に導いた。

勝野といえば高校時代はSBの高橋純平、中日の橋本らとともに岐阜県高校野球の注目株であった選手だ。年はまだ23歳。

地元出身で若く、ここまで順調に育っている選手であるにもかかわらず、いまいち中日ファンからの期待は大きくないように感じられる。一つ年上の梅津や地元出身ではない小笠原のほうが話題に上がることが多く、勝野はどうも地味な印象だ。

これはおそらくプロ入り前の注目度によるものだろう。小笠原は甲子園優勝投手でドラフト1位と話題性満載だ。梅津はドラフト1位濃厚と言われていた注目選手だったが、運よく中日が2位でゲットできた投手だ。根尾のくじを外していたら、外れ1位で撮っていた可能性もある。高身長でモデルのようなイケメンというのも、やはり注目度は高まる。噂によれば中日についた若い女性ファンの七割は彼のおかげである。

それに対して勝野はそこまで大きく注目された選手ではなかった。順位も3位で根尾や梅津に話題を持っていかれてしまった。社会人卒というのもあり、年齢がじつは梅津より若いこともあまり知られていないのかもしれない。

だがやはり今日のピッチングを見る限り勝野のポテンシャルは梅津や小笠原に引けを取らないと思う。だからこそ私は梅津や小笠原と同様に、勝野を超期待の若手として応援したいと思うのだ。