折紙彗星

色々と書く

ウホ長打線、それと土田の輝き

「アへ単」という言葉、ネットをよく見る野球ファンの方なら一度は目にしたことがあるのではないか。要は長打が出ずに単打ばかりの選手を指す言葉で、あまりいい言葉ではないし、ともすれば蔑称ともとらえられてしまう言葉である。掲示板初のネットスラングである。

さて、近年の中日ははっきり言って典型的なアへ単打線で長打不足に悩まされた。先日の試合では16安打放つもすべてが単打という珍記録を出した。しかし、今日の中日は一味違う。まず京田の初回初球先頭打者ホームランで先制攻撃に成功すると、2回には福田のソロアーチ、続けざまに周平があと少しでフェンス越えしそうなツ―ベースをセンター方向へ、さらに5回には京田が2ランHR。先頭打者HR、1試合2HRともに自身初の記録で、京田はやはり成長を遂げていることを感じさせる。そして8回、木下がダメ押しの2ランで勝ちをほぼ確信。しかし、これで満足しなかった中日打線。9回2アウト1,2塁から代打は高卒1年目、土田。正直昨日の初ヒットが出ただけ高卒1年目としては十分だと考えていたがあっさりとプロ初打点、初長打となる2点タイムリーツ―ベースを放ってしまった。私の眼にはその姿が余りにも魅力的に映ってしまった。守備も華麗でセンスを感じる。これは明日スタメンで使われるのではないか?堂上の調子も落ちてきているし3打席とはいえ、結果が出ている以上、土田を使ってほしいという意見だ。

ともかく大野の好投もあって今日は勝ちパを休ませることもできた。最高の試合だったと思う。それにここにきてようやく打順が固まり、しかも好調のバッターが多い。

2番渡辺は足も速く小技も利く。5番福田はこの時期になると打ち出すがまたもHRという事でこれからバカスカ打ってもらいたい。6番周平は絶好調。森野によれば本来の形になってきたとのこと。8番木下も好調で、あと一本で2桁本塁打達成である。ぜひとも達成していただきたいし、欲を言えば15本くらい打ってほしい。